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エアブレスの家Q&A

Q. エアブレスの家は暖房をOFFにしてから6時間たっても、わずか2〜3℃しか温度が下がらないということですが、本当にそうなのですか? 
A. 普通の家で、吹き出し式暖房または、ストーブ式の暖房でスイッチをOFFにすると5分もたたないうちに暖かさは消滅してしまいますが、エアブレスの家は暖房をOFFにして6時間たっても2℃しか温度が下がりません。これほどの性能は他の高断熱・高気密工法でも決してだすことはできませんが、その理由は次の通りです。

(1)床下全面が断熱構造になっていること
(2)床下の断熱材の上にさらに厚さ10cmの蓄熱コンクリートを打設していること
(3)床下、壁体の中、天井裏、小屋裏にいたる建物全体を1時間あたり400〜800立方メートルの空気循環がなされていること(特許工法)

などの技術が一体化して構造材・造作材・家具調度品にいたる物体が蓄熱体となって、室内温度が低下しても、断熱材の内側にあるすべてが室内に向け放熱して温度を維持するため、6時間後でもわずか2℃しか下がらないのです。 

Q. エアブレスの家は「柱内・外側断熱」についてわかりやすく説明してください。 
A. 「柱内・外側断熱」は構造体外側よりに断熱材を取付け、内側に通気層を確保した工法です。
「外断熱」と「内断熱」の双方の長所を兼ね備えたもので、パネル化されているために施工にバラつきがなく、安定した断熱・気密性能を発揮することができます。
その主な特徴は次の通りです。
(1)通気層を確保することで構造体内通気が円滑に御行なわれ、建物を長寿命にする。
(2)面材と断熱材を接着することで断熱材が固定しズレない。
(3)断熱材と柱の間に特許取得のくさび状の気密材(発泡クサビ)を挿入することで気密度がより高まり、長期間に渡って気密が保持できる。
(4)外壁荷重による外壁仕上材のズレの心配がなくなる。 

Q. 「外断熱」方式を採用する工法の方が多いようですが? 
A. 広告宣伝効果の影響で、「外断熱」という言葉を意識した広告コピーが氾濫していますが、「外断熱」も「内断熱」も「柱内・外側断熱」も工法の一つにすぎません。
かつて、北海道で「内断熱」方式をとって壁厚一杯にグラスウールを押し込んだ建物が結露水でベタベタに濡れてナミダダケが生えてしまったことがあったのですが、この失敗談が原因でいつのまにか「外断熱」が良いということになってしまいました。
ただ、「外断熱」も「内断熱」もそれぞれ一長一短があるために、その一長を生かして一短を回避した工法が、エアブレスの家で採用されている「柱内・外側断熱」なのです。
また、木造の場合は木材の熱伝導率が小さいため、その外側に断熱材を使用する必要性はないと思われます。(鉄骨・コンクリート住宅の場合なら・・・) 

Q. エアブレスの家は「100年住宅」も可能だということですが、どうしてそんなに長寿命になるのですか? 
A. 「木は動く空気に常に触れていれば腐食しない」という原理があります。
これもエアブレスの家だけが持つ特徴なのですが、空気循環システムの機能が構造体の隅々にまで常に空気を循環させていますので、木が腐食することはありません。
現在では「100年住宅」という言葉がいとも簡単に使われていますが、構造材の隅々にまで動く空気を触れさせる技術はとても難しく、一般的な工法ではこれを実現することはまず無理といえるでしょう。
おそらく100年後にエアブレスの家がこのことを実証してくれることでしょう。 

Q. エアブレスの家では「床下暖房」ということですが、一般的な床暖房とどう違うのですか? 
A. 一般的な床暖房は、床仕上げ材と下張りとの間に発熱体を設けて床仕上材を暖めるという方式をとっていますが、エアブレスの家の「床下暖房」は建物全体をコントロールする空気循環システムにより、床仕上げ材と床下の蓄熱コンクリートの間に送り込まれた暖気が床仕上材を暖めるというものです。
ですから、「床下暖房」は床暖房のように特別な装置を設けることなく、玄関から居室、脱衣室、浴室、トイレなどの1階全面の床を暖めてしまうという非常に効率の良いものです。
また、「床下暖房」の暖かさは低温やけどの心配のない穏やかで優しいものです。
 
Q. エアブレスの家はホコリや花粉が入りにくいということですが、どの程度なのでしょうか? 
A. エアブレスの家は気密性能の高さから家の中に外部のホコリが入り込みにくくなっています。
周囲を畠に囲まれたお住まいの実例をご紹介しましょう。
そこは地域全体が黒土で、風が吹けばたったの一日で家の中が土ボコリでザラザラになってしまうほどの場所で毎日の掃除が大変だったのですが、エアブレスの家にお住まいになってからは窓を開けておかなければ砂ボコリでさえほとんど入らなくなったことに大変驚かれています。
一般的にはこれほどのホコリに囲まれることはありませんので、はっきりとはわからないと思いますが、掃除機のフィルターの交換が以前の1/3になったという例からもホコリが家の中に入り込みにくいことが証明されています。ただし、布団や洋服からでる綿ボコリなどは従来どおり発生します。
また、花粉についてもホコリと同様に建物内には入り込みにくくなっていますが、もし入ったとしても、空気が建物内を循環している間に高性能フィルターが除去してしまいます。 

Q. エアブレスの家は防蟻剤を使用しないということですが、白蟻対策は大丈夫ですか? 
A. 防蟻材が人体に与える影響が問題になっていますが、エアブレスの家は防蟻剤を一切使用することなく白蟻対策が施されています。
150m/mもの厚さのあるコンクリートのベタ基礎と空気循環システムがそれです。床下の土壌の中で生息している白蟻がどんなに強くても150m/m厚ものコンクリートのベタ基礎を食い破ることはできませんし、万が一侵入したとしても空気循環システムにより床下は風速のある通気経路で、しかも乾燥しているため白蟻が生息できる環境ではありません。 

Q. エアブレスの家はとても省エネのようですが、実際に24時間全館暖冷房で光熱費はどのくらいかかるのですか? 
A. 光熱費については、お住まいになる広さや家族構成、温度設定や外気温などによって異なりますが、ここでは一般的な約40坪の家を例にとってご説明しましょう。
まず冬期の暖房にかかる燃費ですが、灯油換算で室温を20度に設定したとすると、およそ1ヶ月に7,000円〜10,000円くらいになります。もちろん何度に設定するかで差は生じますが、全館暖房でこの金額は一般的な在来工法の家と比べるとはるかに省エネです。
また夏期の冷房にかかる費用は、27℃設定で1ヶ月に12,000円くらいですが、これも温度設定により異なります。
そして、最も重要なことは暖房時も冷房時もスイッチのON、OFFを繰り返さないことです。継続運転が何よりも省エネに貢献することになります。
ちなみに、温水式床暖房の場合は8帖分で1日16時間使用すると約9,000円/月の灯油代がかかります。 

Q. エアブレスの家では冬期でも湯気のたたないお風呂だから安心ということですが、湯気があるほうが暖かいように思えるのですが? 
A. 冬、浴室内にモクモクとたちのぼる湯気は一見とても暖かそうに感じるものですが、とんでもありません。湯気は浴室内の室温と湯温の差が大きい時にたつのですが、温度差があればあるほど湯気の量が多くなり、この現象は特にご高齢者の方々にとっては危険きわまりない入浴となってしまいます。
よく入浴中に心筋梗塞や脳内出血、クモ膜下出血などを引き起こしてしまった話を耳にしますが、入浴中の死亡者数は交通事故による死亡者数をも上回っているというのですから、たかが湯気とあなどっていられません。
エアブレスの家なら、真冬でも湯気のたたないお風呂で安心してバスタイムを存分に楽しむことができます。ちなみに湯冷めの心配もなくなります。 

Q. 気密性の目安となる相当隙間面積の数値はどのくらいを基準とすればよいものなのでしょうか? 
A. 相当隙間面積は建物のすき間の合計を全床面積で割ったものですが、この数値が小さければ小さいほど良質な建物といえます。ただし、この数値がゼロになることはありません。
国土交通省の「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する基準」によると、相当隙間面積は5cu/u以下が求められていますが、高断熱・高気密の家を手がける業界のほとんどは2cu/u以下を目標としているようです。
ちなみに、弊社が建てるエアブレスの家の相当隙間面積は1cu/u以下を標準としています。 

Q. 高断熱・高気密の家は、窓は小さい方がよいと言われていますが、大きな窓はだめなのでしょうか?
A. 高断熱・高気密の家でも構造的、耐震的配慮がなされていればどんなに大きな窓も可能なのですが、窓が大きくなればそれと比例して熱ロスも大きくなるため、必要以上の開口部はとらないほうが賢明だということなので、窓を小さくしなければならないということはありません。
 
Q. エアブレスの家のような高断熱・高気密の家は冬は暖かくて快適だけれど、夏は一般的な在来工法の家の方が涼しいと言う人が多いようなのですが? 
A. 高断熱・高気密の家にお住まいで、夏は暑いと感じるご家庭はそのほとんどがクーラーを継続して使用していない場合です。
一般的な在来工法の家のように熱くなればクーラーのスイッチをONにし、涼しくなりすぎればOFFにするといった動作を繰り返していたり、風が吹いているようだからといって窓を開けたりしていたのでは、せっかくの高断熱・高気密の家もその性能を発揮することはできません。
特にエアブレスの家は暖房も冷房もその持続効果が高いので、安定した快適温度を保つためには継続運転が大切です。そして、ON、OFFを繰り返すよりも継続運転の方がはるかに省エネで、光熱費も一般的な在来工法の家よりもはるかにかかりません。 

Q. エアブレスの家は、寝室でクーラーをつけなくても熱帯夜を感じないということですが、どうしてですか? 
A. 真夏の日中、外壁面や屋根には膨大な太陽熱か照りつけます。どんなに断熱性や気密性に優れている家でもこれを100%防ぐ事は出来ません。
空気循環システムの装備されているエアブレスの家では、通常は2階メインクーラーを源にした涼しい空気が建物内の空気と一緒に1階床下にゆっくりと降りてきます。
この移動する空気がいわば目に見えない防御スクリーンとなって断熱材を通して入り込んでくる太陽熱を緩和して、一日中全室の室内温度を爽やかに保ちます。
どんなに寝苦しい熱帯夜でもメインクーラーや隣室のクーラーをONにしておくだけで、どの部屋も高原のような爽やかさでおやすみ頂くことが出来ます。
 
Q. 高断熱・高気密の家は魔法瓶のようで息苦しいと言う人がいますが? 
A. 確かに、高断熱・高気密の家は魔法瓶のようだと言われていますが、おそらくいつまでも熱をさまさないということからそのように形容されているのだと思います。
ただ、魔法瓶と決定的に異なるのは計画的に換気を行なうということです。高断熱・高気密の家では居住者1人あたり30立方メートル/h、または建物の全気積の1/2を1時間ごとに計画換気することが法的に義務づけられています。
ですから、高断熱・高気密の家が息苦しいということは決してありません。息苦しいどころか従来の在来工法の家の風が吹くときだけが頼りの不安定な換気と比べると、24時間の計画換気と空気清浄で比べ物にならないほどの良好な室内環境をつくり上げることができます。 

Q. 計画換気と計画給気のシステムが、もし停電したり故障したらどうなってしまいますか? A. エアブレスの家は給気と排気を別のルートにしています。ですから、もし排気装置が故障したとしても、給気装置は稼動していますので心配はいりません。
また、停電した場合でも約40坪の家には460立方メートルもの気積があります。1人が生存できる空気量は1時間あたり1.8立方メートルと言われていますので、4人家族なら64時間を過ごすことができます。それ以上の停電はまず考えられませんが、万が一の時には窓を開ければ何の問題もありません。 

Q. 室内でペットを飼ってもかまいませんか? 
A. ご家族の中にアレルギー体質の方がいらっしゃらなければ何の問題もありません。ただし、ペットのトイレの付近には専用の排気口を取り付けることをお薦めします。
 
Q. 特定の場所以外ではタバコを吸えないのでしょうか? 
A. エアブレスの家では、4人家族の場合には1時間に120立方メートル程度の空気を入れ換えています。これは8畳間の3.8倍の空気量に匹敵します。この膨大な空気量の中で1人、2人が喫煙してもなんということはありませんが、大勢が同時に喫煙する機会が多いことが予測される場合には、あらかじめ専用の排気扇を取り付けることをお薦めします。 

Q. エアブレスの家の最大特徴と言われている空気循環システムについて、わかりやすく説明してください。 
A. 空気循環システムは「エアホスト」という本体を中心に、@外気取り入れA空気清浄B6面輻射暖房C空気循環の4つの機能を果たすエアブレスの家の心臓部ともいえる非常に重要なものです。この4つの機能のそれぞれの役割は次の通りです。
(1)外気取り入れ・空気清浄
 1ヶ所に限定した外気取り入れ口から定量の外気を計画的に取り入れ、室内を循環してきた空気と一緒にフィルターで清浄されてきれいな空気となって床下に吹き出された後に、壁体内や室内を通って天井裏にいたります。
(2)6面輻射暖房
 温水ラジエーターを通した暖気は、まず床下に吹き出された後に床下から壁体内、小屋裏へと上昇して建物全体を循環しますが、上昇しながら全室の6面輻射暖房を行ないます。
(3)空気循環
 1時間に350〜840立方メートルの空気循環を行なうことで温度、湿度のムラをなくすだけでなく、冬期には6面輻射暖房を、夏期には熱帯夜でも爽やかな冷房をもたらします。 

Q. 外側通気層は必要ないという工法と、とても重要だという工法がありますが、どちらが正しいのでしょうか? 
A. 外側通気層は外壁や窓廻りなどから入り込んでくる湿気や水分、そして夏の外壁面から入り込んでくる日射によってもたらされる外壁と断熱材の間の高温帯を通気によって大気内に放散させるという大変に重要な役割を果たすものです。
このように説明すると、外側通気層を必要不可欠としているエアブレスの家は雨漏りがするのかと思われそうですが、決してそのようなことを言っているわけではありません。
住まいは長年にわたって住み続けるものです。長い間には外壁や窓廻りから湿気が侵入して建物が腐食することも十分に考えられますし、夏期には外壁を通して断熱材に余剰熱が加わって湿気や熱がこもったままになることもあります。建物にとってこのような決定的なダメージをもたらす原因を取り除くために、外側通気層はきわめて重要なものなのです。
もし、「雨漏りや湿気が入り込むような家は絶対に建てないから、外側通気層はいらない」という人がいたら、その人は住まいづくりのプロではありません。 

Q. エアブレスの家では、なぜ外気取り入れ口を1ヶ所に限定していますがどうしてですか? A. 外気取り入れ口が各室に分散していると、取り入れ口付近と室内との温度差が発生してしまうことや室内に不必要な通気の通路ができやすくなるということが原因となって、同室内で温度ムラが発生することになります。この温度ムラを生じさせないために、エアブレスの家では外気取り入れ口を1ヶ所に限定しています。 

Q. エアブレスの家は建物全体で通気が行なわれるようですが、1階と2階の通気が妨げられるようなことはないのですか? 
A. 1階と2階の通気が妨げられるのは、1階・2階の床の際根太が土台または胴差に密着している場合と2階床が張り付け剛床の場合のみですが、これも際根太はあらかじめ根太取り付け位置をずらし、剛床は部屋の角隅以外は胴差まで達しない張り方をすることで通気させますので、エアブレスの家はどんなプランでも1階と2階の通気が妨げられることはありません。 

Q. エアブレスの家では、断熱材はどんな種類のものを使用するのですか? 
A. エアブレスの家はU地域以西を対象としていますので、壁体内は厚さ50m/m、屋根部分では厚さ70m/mのイソシアヌレートフォームという断熱材を使用しています。
イソシアヌレートフォームは現在のところわが国で最も高い断熱性能と難燃性能を保持する断熱材で熱伝導率は0.019Kcal/mh℃という低さです。これはグラスウールの2.8倍の断熱性能に匹敵するほどの優れた断熱材です。
また、基礎にはポリスチレン樹脂の発泡型枠を、床下の蓄熱コンクリートの下に敷きつめる断熱材はポリスチレンフォーム50m/mを、とそれぞれに最適な断熱材を使い分けています。 

Q. エアブレスの家では断熱材と構造の接合に「発泡クサビ」を使用していますが、どのようなものですか? 
A. 一般的には断熱材と構造材の接合部の断熱と気密を効率良く同時に満たすことは難しいとされていますが、これを一挙に解決したのが特許工法の「発泡クサビ」です。
断熱材と構造材の接合部に「発泡クサビ」を挿入することで、断熱・気密性能を飛躍的に高めることができるようになりました。さらにこれだけにとどまらず、熱ロスを防ぎ、経年変化に伴うゆるみや地震時のひずみにも柔軟に対応して、長年にわたって断熱・気密効果を維持し続けることができます。

Q.エアブレスの家の土台部分には「気密ジャクリ」というものがありますが、どのようなもので何のためのものなのですか?
A.エアブレスの家のように床下換気孔を設けない工法の土台部分の気密は、一般的には気密パッキンのみで施工している事がおおいのですが、この部分はそれだけでは完全な気密施工になりません。
そこでエアブレスの家ではこの部分の気密施工をより確実にするために、外周の土台に「気密ジャクリ」を行い、そこに発泡ウレタンを注入して二重気密としています。
この土台部分の二重気密施工はエアブレス独自の、快適性を維持する大変重要な工程です。

 
Q. エアブレスの家では構造用金物にまで熱橋対策を施しているそうですが? 
A. エアブレスの家では外壁方向に突出するボルトは座掘りを行ない、そこに現場発泡ウレタンを充填することで熱橋対策を施すなど、構造用金物にまで細心の注意を払っています。 

Q. エアブレスの家はコンクリートのベタ基礎が基本ということですが、どうしてですか? 
A. エアブレスの家がコンクリートのベタ基礎を採用するのは、@ベース付き布コンクリート基礎よりもはるかに接地面積が多くなるため建物の安定度が良くなる、A防湿コンクリートを兼ねることができる、B白蟻の侵入を防ぐことができる、などの理由からです。 

Q. エアブレスの家では床下換気孔を設けていませんが、どうしてですか? 
A. エアブレスの家では床下の第一蓄熱帯、壁体内の第二蓄熱帯、天井裏の第三蓄熱帯、室内の第四蓄熱帯が一つになって空気循環システムの機能を果たしているため、床下の第一蓄熱帯を阻害する床下換気孔は設けません。
 
Q. 蓄熱コンクリートはどんな役割を果たしているのですか?またどうしても必要なものですか? 
A. かつて、石を焼いて湯たんぽ代わりにしていた時代があったことからもわかるように、比重の重い素材は熱を多く蓄えることができます。
この焼き石の理論をエアブレスの家では取り入れています。床下に約8〜10cmの厚さの比重の重い蓄熱コンクリートを打設し、暖められたり冷やされた空気の余熱をそこに蓄えさせることで、温度変化を最小限にとどめるようにしていますので、蓄熱コンクリートは欠くことのできない必要なものです。 

Q. エアブレスの家の布基礎の型枠は他と違うようですが? 
A. エアブレスの家では布基礎の型枠にポリスチレンフォームの型枠を使用します。この型枠にコンクリートブロックを打設することでコンクリートと型枠が密着して断熱性、気密性をより高めることができます。 

Q. 他の工法と違って、エアブレスの家では土間下全体に断熱材を敷き込むのはなぜですか? 
A. 他のほとんどの工法では、地熱を利用するという理由から床下は外周から1mの巾以外は断熱材を敷き込んでいません。これでは夏期はともかく、冬期の暖められた暖気は14〜15℃の土の中に無限に消えていくことになります。
エアブレスの家では、この熱ロスを防ぐために土間下全体に断熱材を敷き込んでいます。 

Q. 軟弱地盤の対策はどうしていますか? 
A. 一口に軟弱地盤といっても千差万別です。軟弱部分が浅い場合は表層改良で、深い場合には杭打ちまたは柱状改良で、といったようにその地盤に最も適した方法を選択します。 

Q. 岩盤の上だと根切りに費用がかかると言われてますが? 
A. かつて根切りに費用がかかったことは事実です。現在では大型機器がリースできるようになりましたので、それほどの費用はかからなくなりました。
それよりも岩盤の上に直接家を建てることができる好条件の土地だと喜ぶべきです。 

Q. エアブレスの家では、どうして柱を3尺ごとに立てるのですか? 
A. エアブレスの家では建物をより強固なものにするために、パネルの面材の巾を3尺と1mの二種類に限定しています。
3尺または1mごとに林立する柱は垂直荷重を、面構造のパネルは水平荷重を支えることで強固な構造体を構成、きわめて耐震的で長寿命な建物としています。 

Q. エアブレスの家で使用する木材は、どのような点に配慮していますか? 
A. エアブレスの家では構造体のすべての部分で通気を行ないますので、未完走の木材を使用すると従来の建物よりもソリ、曲がりなどが早く発生することが考えられます。そのため、柱や梁などの重要な部分には乾燥材または集成材を使用します。

Q. 間仕切りの耐震対策はどうしていますか? 
A. 間仕切りは従来の在来工法と同じように、筋違いや耐震面材を取り付けて耐震壁としています。 

Q. エアブレスの家ではなぜ外周すべての柱の上下に気密パッキンを取り付けるですか? 
A. エアブレスの家は外周の柱を3尺ごとに立てることで建物をより強固にしているため、一般的な在来工法の家と比較すると1.4倍の柱が立つことになります。
エアブレスの家を1軒建てるのに100本の柱がつとなると、上下の胴突きは200ヶ所にもなり、一つ一つはわずかの隙間も大きな熱ロスにつながることになります。
そこで、この一つ一つの隙間を気密パッキンで丁寧に詰めていくことで、構造体のわずかの隙間も見逃すことなく気密性能を高めています。

鶴書院 青忠道 著 「すごい家が出来ちゃった」より抜粋

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