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中越地震被災地でのボランティア体験
(耐震診断、耐震補強の大切さを感じた2日間)

 先の新潟県中越地震、余震の続く中、避難生活を余儀なくされている被災者の為に、我々建築に携わる立場の者で何か役に立つことは出来ないかと考え、建築士仲間4人で新潟県十日町市にボランティア活動に行ってきました。
 我々の知識を生かしてお役に立てる事は何かと考えた末、市役所災害対策本部で行っている被災住宅の「家屋被害調査員」の仕事をお手伝いすることが出来ました。

 調査員として被災住宅の被害を調査して歩き、耐震補強が如何に大切かを感じました。やはり損壊の著しい住宅は、耐力壁が少ない、或いはバランスが悪い、基礎のしっかりしていない建物が多い事を痛切に感じます。
 たった2日間のお手伝いでしたが、今回のボランティア活動に於いて、我々の行っている仕事は人命に関わる責任の重い仕事なのだと、身をもって再認識出来る貴重な体験となりました。

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市役所前の家具屋さんの建物、鉄骨造ですがこうなるともう修復不可能かと思われます。

こんな太い柱に大きな亀裂が・・・・、地震の凄さを物語っています

もう倒壊寸前の状態です、このような所を各地からいらしているボランティアの方々が片付けのお手伝いをなさっています。

2階の梁が落ちています。阪神の時も落ちてきた梁によって圧死なされた方が数多くいらっしゃいます。

土壁が崩落しています、斜めになった照明器具からかなりの揺れだった事が想像されます。

基礎がずれたお宅です。ずれた分床が開いてしまっています。

地震により建物が歪み、壁の石膏ボードが割れて膨れ上がっています。

土壁が大きく歪み、断裂した状態です。

建物が傾き、サッシの下側が6cmも開いてしまっています。この建物は大規模半壊の判定となりましたが、これからの積雪を考えるととても住み続ける事は出来ません。

内部土壁が崩落し、下地の竹小舞が剥き出しの状態です。障子紙は地震により裂けたそうです。

比較的新しい住宅なのですが、基礎に大きな亀裂が入ってしまってます。基礎の施工に問題があった可能性もあります。

これは、束基礎の上に建つ通し柱です。真っ二つに裂けてしまっており、修復は不可能です。

その日の調査が終わると市役所に帰り、皆遅くまで調査資料を元に計算し判定結果書を作成します。

余計な一枚ですが、私です。

その後(写真提供:松崎建設)

最初の写真(市役所前の家具屋さん)、12/1現在改修工事中。既に営業を始めているようです。

その後(写真提供:松崎建設)

十日町市内の住宅ですが、柱が折れています。全壊判定との事

その後(写真提供:松崎建設)

鉄筋コンクリート造の十日町のJA総合病院ですが、1階部分の柱がせん断破壊しています。入院患者は転院済。

その後(写真提供:松崎建設)

小千谷市内の倒壊した土蔵

その後(写真提供:松崎建設)

ニュースなどでも放映された小千谷市のお寺の鐘楼